梅の花が咲く季節になってきましたね。梅といえば、梅酒。徳島でも梅酒づくりが盛んで、徳島県吉野川市の美郷地区は梅の産地としても有名です。2008年には全国で初めて「梅酒特区」に認定され、毎年11月に「梅酒まつり」も開催しています。また、三好市池田町でも地酒イベント「四国酒まつり」が開かれるなど、実は徳島は隠れた酒どころです。
2020年8月にロンドンで開催された日本酒の国際品評会「ロンドン酒チャレンジ2020」では、徳島県の梅酒が最高賞のプラチナ賞を受賞しました。
「ロンドン酒チャレンジ2020」とは、ヨーロッパで最も歴史のある日本酒に特化した品評会で、日本酒の普及を目的として2012年から開催されています。
「純米大吟醸」「大吟醸」「純米吟醸」「本醸造」「特別純米・純米」「古酒」「その他」「New World Sake」「梅酒」「柚子酒」「ワイン」のカテゴリーに分けられ、世界中で活躍する酒ソムリエたちが味や香りはもちろん、ラベルのデザインなども含めて審査を行います。
今回プラチナ賞に輝いた梅酒は、徳島市にある齋藤酒造場で作られた「阿波黒蜜梅酒」。神山町産の鶯宿梅(おうしゅくばい)を阿波和三盆糖の黒蜜などと共に半年以上漬け込んで作られているそうです。2018年、2019年に出品した際には金賞に輝きましたが、3回目の出品でついに最高賞を獲得!「甘さと酸味の素晴らしいハーモニーを備えた味わい」と評価されました。齋藤酒造場はこのほかにも、純米大吟醸カテゴリーで「御殿桜」が金賞を受賞しています。
齋藤酒造場の阿波黒蜜梅酒は下記URLからご購入頂けます。
https://arunet-awa.com/?pid=9929195
また、三好市の三芳菊酒造も「3601019朧露」で銀賞を受賞。自社の日本酒3種類をブレンドした辛口の香ばしい味が特徴なんだそうです。
2020年の品評会では徳島からこの3つのお酒が見事受賞しました。徳島のお酒が世界に認められたのはとても嬉しいですね。
みなさんもステイホームの晩酌にいかがでしょうか。