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面接ウケがいいタイプの共通点 ―ジョハリの窓を使って自己開示―

採用における選考では「面接」の評価が非常に大きな比重を占めます。
そして、面接ウケがいいタイプと、ウケが悪いタイプがいます。その違いは何でしょうか?

面接は「職務の適性と能力」を測るためのものです。
しかし、適性と能力に関係のないところで低く評価されて、不採用になることもよく起きてしまっています。

当社は面接で自分の「素」を出すようにアドバイスしています。
飾らない態度は正直な印象を与えますし、人柄を理解いただけるので入社後のギャップを少なくすることになります。

では自分の「素」を出すためにどのようなことに気を付けると良いでしょうか?
心理学の「ジョハリの窓」という考え方が、その分析に役立ちます。

ジョハリの窓

  1. 解放の窓
    「みんなが知っている自分の性格」です。
    この領域が広い人は、自己開示に積極的であり、自分の「素」を出せていると言えます。
    例えば、悩みや自分の挫折経験を周囲にも話し、共有している人です。

    この窓が小さいと、周囲から性格や考え方を理解されていないということになり、「何を考えているのかよくわからない人」と受け取られるかもしれません。

    「解放の窓」を広げることのメリットはたくさんあります。
    ・コミュニケーションで裏表を作らないと信頼してもらえる
    ・情報を開示するので、自分にも情報が集まる
    ・周囲から理解されているので、安心して自分を出せるようになる

    面接でも正直な人柄だと、好印象を持ってもらえると思います。
    ただし、以下のような評価を受けないように注意してください。

    ・秘密に無頓着で口が軽い
    ・好き嫌いが激しく、それを態度に出す

    面接でも、前勤務先の内部事情や悪口を言ったり、感情的に批判すると印象が下がります。
    前勤務先の悪口と受け取られる発言をする際は、話す理由を明確にし、そのために必要な範囲で事実ベースの説明をすることをお勧めします。
  2. 秘密の窓
    「自分だけが知っている、他人は知らない自分の性格」です。
    秘密が多く、自己開示に消極的だといます。
    例えば、人に言えないコンプレックス、また、陰で行っている努力などです。

    自分の「素」を出していないとも言えますが、「秘密の窓」の領域が広い人の長所もあります。
    ・口が堅く、秘密を守ることが出来る
    ・デリカシーがあり、人を傷つけること少ない

    反対に短所もあります。

    ・自分を理解してもらえていないので、発言の真意が理解されにくい
    ・自分の考えを批判されることがないので、成長しにくい

    面接でも、自己開示をしないので理解が深まらず、良い評価にはつながりにくいと思います。
    反面で、悪い評価をされにくいとも言えます。
    普通にしていれば採用してくれるだろう、という状況ならそれでよいと思いますが、アピールしなければならない選考では厳しい評価になります。
  3. 盲点の窓
    「自分だけが気付いておらず、周囲は知っている自分の性格」です。
    例えば、自覚していない癖や、意外な特技などです。

    「盲点の窓」の領域が広い場合は、自己認識と周囲の評価に大きなギャップがあります。
    そのため、自分が送ったメッセージと相手が受け取ったメッセージが大きく異なることがあり、円滑なコミュニケーションを阻害してしまうことがあるでしょう。

    そもそも自覚がないので、周囲の人から指摘してもらう必要があります。
    短所である場合は、指摘をする方も、される方も苦しいと思いますが、受け入れることが出来れば「開放の窓」が広がっていきます。
  4. 未知の窓
    「まだだれも気付いていない、自分の性格」です。
    新しいことにチャレンジすること気づくことができ、自分の可能性を広げることになります。

自分の「素」を出すために心がけること
自分の「素」を出すということは、「秘密の窓」を開き、「解放の窓」に移していくことです。

具体的にはどのようなことに気を付ければいいでしょうか?

エピソードトーク

例えば、面接で「仕事の中で大切にしていることを教えて下さい」と質問されたとします。
「はい、一緒に働いている人に思いやりを持って接することです」と答えたとすると、いい人だと思いますが、抽象的すぎて説得力があまりありません。

そこで、「自分の手が空いたら周囲を見渡して、忙しそうな人の仕事を手伝うように心がけています」や、「人から頼まれた仕事は自分の仕事より優先して取り組んでいます」などのエピソードが出れば説得的ですし、「思いやり」の中身が分かります。
その人にとって「思いやり」が何なのかという価値基準も理解できます。

自分への感情表現

情報だけではなく、感情を相手に伝えることも重要です。
例えば、上記の回答に加えて「手伝った相手がありがとうと言ってくれることが嬉しくて続けています」や、「会社全体の仕事がスムーズに回ることが気持ちよく、やりがいになっています」など。

「エピソードトーク」と「感情表現」を意識することで、解放の窓を広げていきましょう。
自分の「素」を自然に出すことができ、周囲とのギャップが減るはずです。
面接ウケだけでなく、きっと入社後のコミュニケーションもスムーズにしてくれます。

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