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自律神経が整いやすい地域とは?徳島の環境と「光」の関係

2026.05.08
自然の中で深呼吸する女性とコラムタイトル

ゴールデンウィークを過ぎ、春から初夏へ向かうこのころ、「なんとなく調子が出ない」と感じることはありませんか。
いわゆる「五月病」と呼ばれるこの不調は、環境の変化によるストレスなどが影響しているといわれています。

また、最近「天気頭痛」という言葉を耳にする機会が増えてきました。気圧の変化により引き起こされる頭痛や不調のことで、ウェザーニュースの調査によるとアンケートに回答した7割以上の方が天気による体調変化を感じたことがあるとされています。(参考:ウェザーニュース「天気調査2025」)

天気が崩れると頭が痛くなる、落ち込んだりイライラしやすい、ほかにも肩こりや、手足の冷えなど、…こういった心身の不調の背景には、「自律神経」の乱れが関係している場合があります。

仕事や育児など、忙しい毎日を過ごす中でも、できるだけ健康に過ごしたいものです。
心身の健やかさを保つには日々の環境も大切となりますが、実は四国が「自律神経に最も負担が少ない地域」だという調査結果があります。

今回のコラムでは、自律神経の仕組みとその整え方、そして徳島の環境との関係についてご紹介します。どうして徳島は自律神経が整いやすい場所なのか、詳しくみていきましょう。

自律神経とは

「自律神経が乱れる」とよく言いますが、そもそも自律神経とはどのようなものなのでしょうか。

自律神経は、私たちの意思とは関係なく働く神経で、呼吸、体温、血圧、心拍、消化、代謝など、生きていく上で欠かせない機能をコントロールしています。

自律神経は大きく「交感神経」と「副交感神経」に分かれます。
交感神経と副交感神経はそれぞれアクセルとブレーキによくたとえられます。交感神経は活動するときに働き(アクセル)、副交感神経はリラックスをするときに働く(ブレーキ)のです。
この2つがバランスよく切り替わることで、私たちの体は日々のリズムを保っています。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」がある

自律神経はなぜ乱れる?

自律神経が乱れる原因は様々ですが、代表的なものは以下の通りです。

精神的・身体的ストレス: 長時間労働、満員電車での通勤、人間関係の悩み、転職や異動による環境変化など。これらが続くと交感神経(緊張モード)が優位になり続け、オンとオフの切り替えが難しくなります。

生活リズムの乱れ: 不規則な生活や睡眠不足により体内時計が狂うと、自律神経の働きに悪影響を及ぼします。

気候の変化: 激しい気温差や気圧の変動は、体温や血圧を調整する自律神経に大きな負担をかけます。

これらの他にも、運動不足や食生活の乱れなども関連する要因として考えられています。

自律神経を整えるためには?

自律神経を整えるためには、生活リズムを安定させることが大切です。十分な睡眠を確保し、毎日なるべく同じ時間に起床・就寝することで、体内時計が整いやすくなります。
また、適度な運動やバランスの良い食事、さらに長時間の緊張状態を避け、意識的にリラックスする時間をつくることも重要とされています。
とはいえ、忙しい中ですべてを完璧に整えるのはなかなか難しい部分もあるかと思います。だからこそ、日々の心がけだけでなく、自分がどのような環境で暮らしているかという視点も大切になります。

自律神経を整えるうえで、重要な要素の一つが「」です。

私たちの体は、朝に光を浴びることで体内時計がリセットされ、一日のリズムが整う仕組みを持っています。

このとき関わるのが「セロトニン」と呼ばれる神経伝達物質です。セロトニンは、精神の安定や活動のリズムに関わるとされており、朝の光をきっかけに分泌が促されると考えられています。そしてセロトニンは、夜になると「メラトニン」というホルモンの材料となり、自然な眠りを促す働きを持ちます。メラトニンは、リラックスした状態を後押しし、スムーズな入眠をサポートするとされています。

このように、朝に光を取り入れ、夜は光を抑えるというシンプルな習慣が、自律神経のバランスを整えるうえで大切な土台になると考えられています。

自律神経が整いやすいエリア 徳島

徳島にお住まいの方や移住を検討されている方に朗報となるデータがあります。東洋経済オンラインの記事によると、全国で最も自律神経が整いやすいエリアは「四国」であることが示されました。

出典:東洋経済オンライン「一年を通じて温暖で、刑法犯の検挙数も少ない…「自律神経がいちばん整っている」地域はどこ?」

四国の温暖な気候や適度な自然環境が、高層ビルが建ち並ぶ都市圏と比較して、心身をリラックスさせやすい環境であると評価されています。

それでは四国の中でも特に、ここ徳島の「自律神経が整いやすいポイント」を詳しく見てみましょう。

吉野川に架かる橋と眉山の見える風景

1.穏やかな気候と少ない寒暖差

徳島県、特に徳島市のある北部地域は瀬戸内海式気候に属し、雨が少なく年間を通して温暖です。

平均気温: 徳島市は約16.8℃(全国平均は約14〜15℃前後)

一日の寒暖差:朝晩の気温差は、年間を通しておおよそ7〜10℃程度に収まっています。内陸都市のように1日の寒暖差が12〜15℃を超えるような極端な気温変動が起こりにくいのが特徴です。 寒暖差が大きいと体温調整のために自律神経に負担がかかりますが、徳島の気候はその負担が比較的軽い環境といえます。

2.豊富な日照時間

徳島市の年間日照時間は2092.9時間と、全国6位の長さです(徳島市公式観光サイト「Fun!Fun!とくしま」より)。日照時間が長い徳島では、朝の光を日常的に取り入れやすい環境があります。

吉野川に降り注ぐ日光

3.通勤ストレスの少なさ

通勤時間に関して、全国平均と比較して徳島は短いという調査結果もあります。

徳島県:約23分
全国平均:約31分
総務省「令和3年社会生活基本調査 より

通勤時間について、徳島と全国平均の比較グラフ

徳島は車社会であり、都市圏のような満員電車のストレスがありません。パーソナルスペースを確保したまま快適に通勤できること、そして通勤途中に自然を感じられる環境も、日々の緊張を和らげてくれているのかもしれません。

地元企業でも自律神経に注目した商品を開発

自律神経を整えるためには「光」が大切ということがわかりましたが、徳島のLEDメーカーである日亜化学工業でも、体内リズムへの影響に着目した照明を開発しています。

同社が開発した「Dynasolis™(ダイナソリス)」は、太陽の光の移り変わりを室内で再現することを目指したLED照明です。これは「サーカディアンリズム(体内リズム)」と呼ばれる考え方に着目した照明で、朝日を浴びて目覚め、夕暮れとともに眠りへと向かう自然なサイクルを、照明の光の変化でサポートします。

2026年2月には、このDynasolisを病棟に導入した臨床研究において、入院患者の転倒割合が半減したという論文も発表されました。

日亜化学工業「Dynasolis™ 搭載サーカディアン照明を用いた臨床研究にて、入院患者の転倒者数半減」(2026.2.4)

こうした研究からも、光と体内リズムの関係性に注目が集まっていることがわかります。
24時間の体内リズムから自律神経を整えることは、健康に様々なメリットがあるようです!

まとめ

自律神経のバランスは、日々の生活習慣への心がけに加えて、その土地の気候や日照時間、通勤環境といった「暮らしの土台」とも深く関係しています。
徳島は、温暖な気候や日照時間の長さ、穏やかな生活環境などが重なり、自律神経にとって負担が少なく、自然体で過ごしやすい街だといえるでしょう。

日々の過ごし方に加えて、「どこで暮らすか」という視点も、心身のコンディションを考えるうえで大切なヒントになるかもしれませんね。

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