徳島について

鳴門市閉校施設利活用事業により、鳴門市に新たな観光拠点「tonaru SETO」「tonaru SHIMADA」がオープンします。

建築家の増田友也氏が手掛けた旧瀬戸小学校・幼稚園、旧島田小学校・幼稚園のそれぞれの施設が、「tonaru SETO」「tonaru SHIMADA」という名の観光施設として新たに生まれ変わります。

小鳴門海峡西側に位置するのは旧瀬戸小学校・幼稚園。

旧瀬戸小学校の体育館は、オリジナルの円形ステージで観客と踊り子が一体となり、一年を通して阿波おどりを体感できるホールとなります。徳島県阿波踊り協会所属の連による阿波踊り公演と、踊りのレッスン・体験が楽しめます。

また、釣りのメッカとしても有名なウチノ海では、イカダ釣り体験ができます。「tonaru SETO」施設内で釣りの歴史や注意点を学んだあと、各自で漁港へ移動。港から渡船で、ウチノ海に浮かぶ釣りイカダに渡ります。インストラクターによるレクチャーと道具一式レンタル付きで、手ぶら釣り体験が楽しめます。最後は釣った魚をさばいて調理体験です。

旧瀬戸幼稚園のモダンな建物を生かしたカフェスペースも誕生。格子状にデザインされた窓からは美しく光が差し込み、豊かな自然に囲まれた空間でゆったりとした時を過ごせます。

旧島田小学校・幼稚園を活用したのは「tonaru SHIMADA」。島田島の緩やかな山の傾斜を利用したこの建物は、建築家・増田友也氏が設計した教育施設の最後の建物で、低い天井の玄関階段を上がると中央ホールが広がり、そこを囲むように教室が配置されています。各教室の外に広がるテラスと採光窓によって、建物の外と内が繋がっているような開放的な空間となっています。

豊かな自然に囲まれた運動場はアウトドア体験施設へと生まれ変わりました。11区画のオートキャンプサイトと、ロードバイクやオートバイで訪れる人向けのソロキャンプ区画に整備され、共同炊事場やシャワー室等も備えられました。

周辺の休耕田では、古代ハスとして知られる「大賀ハス」が6月中旬から8月上旬にかけて花を咲かせます。

島田島内を巡る道路は、豊かな自然を満喫できる約10キロのサイクリングコースとしても人気です。

四国の玄関口から徳島の魅力を発信する鳴門市の新たな観光施設で、徳島ならではの体験をぜひお楽しみください。