人と接するときは笑顔を心がけることが大切にしている方も多いと思います。また、常に笑顔の方はとても印象が良いですよね。企業によっては、笑顔の研修なども取り入れるほど、笑顔がビジネスにおいても良い影響を与えることは知られています。
確かに、笑顔には良い効果がたくさんあるのですが、実はストレスの原因になりうることが分かってきています。笑顔がもたらす効果を知り、うまく笑顔のオンオフを使い分けてくださいね。
笑顔でいることのメリット
有名な心理学実験ですが、笑顔が面白いという感情を高めることが分かっています。面白いと笑顔になるのが普通ですが、笑顔でいることが面白いと感じさせます。
例えば漫画を読む時に口角を上げて笑顔に近い表情を作って読むと、より面白く感じます。反対に眉間にしわを寄せてしかめ面を作ったり、への字口で読んだりするとつまらなく感じます。同じ漫画を読んでも、表情が違えば面白さが違ってくるのです。
難しい考え事をするときや、授業の際も眉間にしわを寄せず、口角を上げておくだけでより興味を持って聞くことができ、結果的に理解度が深まるはずです。
ミラー効果
笑顔は相手にも影響します。
ミラー効果という現象があり、簡単に言うと相手が笑顔だと自分も笑顔になってしまう現象です。人間にはミラーニューロンという神経細胞があるため、無意識にそのようになってしまいます。
とすれば、転職活動でも笑顔を活用することで、ポジティブな結果につながるかもしれません。面接の場で、笑顔で対応したときのパターンを想定してみましょう。
候補者(人材)がニコニコ楽しそうに、笑顔で話す
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面接官も知らず知らず笑顔になっている
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お互いが面白い、楽しいと感じる
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盛り上がって好印象につながる!
盛り上がったら必ず内定を頂ける、というわけではありませんが、お互いに良い印象、楽しい時間を過ごせることで良い結果につながりやすくなるのではないでしょうか。
ニコニコ話すことは難しくとも、口角を上げ目元を緩める程度なら意識すればできると思います。面接に自信がない方や第一印象で好印象をもってもらいにくい方は、ぜひ試してみてください!
笑顔でいることのデメリット
笑顔のメリットは多いですが、常に笑顔でいることが幸福につながるでしょうか。
実はそうではないことが分かってきています。
日本では接客・サービス業はストレスが高く離職率が高い代表的な職業です。一生懸命やりすぎで燃え尽きてしまうバーンアウト現象が最も多い職業としても知られています。仕事中、常に笑顔でいる職業の人たちが幸福というわけではないのです。実はアメリカも同様で、サービス業につく人たちは対人関係のストレスに悩まされています。
しかし、フランスではサービス業の人でもストレスが高いということはないそうです。なぜでしょうか。その違いに注目して原因を特定するため心理学の名門ペンシルバニア大学が研究を行いました。
フランスのサービス業につく人たちはストレスを感じにくい理由。それは接客において笑顔を見せないでよいからだという結論になったそうです。「笑顔のサービス」こそストレスの原因になっていたのです。
フランスでは、接客業においても無理に笑顔でいるルールはありません。面白くもないのに笑う必要はなく、好きな表情で働きます。日本時からすると不愛想という感じるらしいですがそれでOKなんです。さすがは個人主義発祥の地。過剰に笑顔を求められないことでストレスから解放されていると考えられます。
まとめ
人間関係を良好に保つ笑顔。笑顔で接客されると嬉しいですし、笑顔が脳の活性化にもつながるなど、たくさんのメリットがあります。笑顔が不足していると感じる方は、ぜひ笑顔を意識的に取り入れてください。
しかし、何事も限度があるように、常に笑顔を維持することは負担になり、ストレスになることもあります。いつも笑顔でニコニコとしている方の中には、自分の感情と反した笑顔を出すことで、より大きなストレスを抱えてしまうことも。たまには笑顔の仮面をとってありのままの表情で過ごすようにしましょう。