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【徳島県のキャリア転職の実情】40代50代でも転職できる?ベテランだからこそできる管理職転職を目指す。

2022.01.27

40代、50代の方とお話しすると、「募集はありますか?」と不安を持っている方がほとんどで、すでに何社か受験したが年齢を理由に断られた方も多数います。

30代の方でも「年齢的にはギリギリのラストチャンスと考えています」と危機感を持っている方も多いので、転職を考えている方にとっては非常にナーバスな部分だと思います。
結論から言いますと、40代、50代の募集はあります。しかし、選択肢が少ないというのが現状です。
では40~50代の方では、どのような募集があり、どのような方であれば納得のいく企業への転職が成功するのかについてお話したいと思います。

転職が難しい理由

40代~50代の転職が狭き門になってしまう理由としては、即戦力に近い方の募集になるからです。
同業界同職種で活躍していた人材であれば、経験を高く評価され、いきなり管理職(またはその候補)として入社することになります。
しかし、即戦力でない場合は入社後の業務習得を期待しにくく、同じ経験が浅い人材であれば少しでも若い方を採用したい、となります。
では即戦力とは、どのような経験と素養を持った人でしょうか。必ずしも同業界、同職種の経験だけには限らない職種もあります。順を追って説明します。

募集背景

ベテラン層の募集背景としては、徳島では世代交代の準備が最も多いと思います。
例えば60代の社長と30代のジュニアがおり、その間で実務を取り仕切りまたジュニアの指導も期待していることが多いように思います。
次期後継者が40代の場合は、その補佐・右腕として会社を支えてほしいという希望になります。
その他、新規事業が順調で規模が拡大しているが、拡大に対して社員の育成が追い付いていないという場合もあります。
その場合は、事業部長の補佐や総務として社内体制の整備といった人材の募集となります。

40代、50代の転職の賃金相場

まず気になるのは賃金・年収だと思います。
40代以上となると、すでに高水準の年収をもらっていることが多いと思います。
転職にあたっても生活水準を下げたくない、またご家族やお子様の教育費を考えると、現実問題として妥協できないラインも出てきます。まずはその設定を明確にする必要があると思います。
年収アップを目指す場合は、現在年収が基準になると思いますが、下げてでも転職したい理由がある方は、具体的には年収はいくら必要かを検討してください。
地域にもよりますが、徳島では都市部よりも年収が低くなり初年度は400万~800万円くらい、ボリュームゾーンは500万~600万円が相場です。

1000万円の大台に乗る求人は非常に少ない(あるにはあります)です。
500万か・・・。と県外の方はお感じの方もいるかもしれませんが、徳島では生活コストも安くなりますので、生活水準が正比例して下がるわけではありません。500万円あれば十分、普通+αの生活ができると思います。

参考記事→【疑問】転職で年収はアップするでしょうか?

また、多くの場合は入社後部長級またはその候補として会社の要職に就き、入社後は年収の希望等も社長に伝えやすいポジションになります。
社長と酒を飲みながら「給料上げてくださいよ」という話をしたとかしないとかいう話もチラホラ聞きます。責任のある地位でバリバリ働いて成果を上げたい、またそれを評価してもらいたいとお感じの方であれば希望をもって働けると思います。

【アドバイス】
地域の賃金相場と生活コストを踏まえて、希望年収を設定してください。

ベテラン有利の求人

ざっくりしたことを言いますと、管理職の募集はベテラン有利になります。
徳島では多くの場合、プレイングマネージャーとしての働きを期待されます。プレーヤーとしての成果と、マネージャーとして期待される役割の比率は会社によります。
一般的には会社規模が小さくなるほど、プレーヤーとしての側面が強くなるといえます。
転職を成功させる人は、これまでの経験を全て使う覚悟、つまり自分の若手時代の仕事と直近の管理職の両方を担当するつもりで働く意欲を持っている人だと感じます。

【アドバイス】
 管理職も現場で一緒に仕事ができるフットワークの軽さが重要です。

具体的な募集

現在の管理職の募集は、いつか徳島の求人情報からご覧いただけます。

多いのは営業部長候補、工場長(生産部長)候補、技術部長(またはその補佐)候補などです。
経営全般を見る経営者補佐という募集もあります。時折、総務系の部長職の求人もでます。
各職種の特徴や適性のある人材について、説明させてもらいます。

営業系 即戦力

管理職候補ですので、その会社で長く働かれている営業マンの上になります。そのため部下となる人が納得できる経験を積まれていることが必要です。
同業界での実績がある方は、即戦力候補として期待されます。その場合は条件が折り合うか(=主には賃金)、人柄が社風に合うか(=社員と馴染めそうか)、社長と理念を共有できるか(=社長と気が合うか)、などが重視されます。

営業系 業界未経験

周辺の業界経験者であれば評価されることも多いのですが、まったくの異業界の場合でも転職を成功させる人もいます。
それはどのような人材でしょうか。以下のような共通点があると思います。

  • 広い見識と洞察力
    社会情勢明るく、高い洞察力をお持ちの方は高く評価される傾向があります。これは、異業界への転職の場合はほとんど必須だと思います。質問に対して「知らない、経験したことがないから分からない」と回答する方は、管理職での異業界への転職は難しいかもしれません。少しの情報からでも的確な推論を導くことができるタイプの人であれば、入社後早期に業務を習得でき、さらには業界未経験者だからこそできる新しい発想も期待できます。
  • 経営目線
    多くの場合は、経営に対するアドバイスやサポートも期待されます。そのため、営業所や事業部の管理、プロジェクト責任者、会社の経営に関与していた経験などが評価されます。
  • 応用力
    経営目線は大切ですが、それぞれの会社のやり方がありますので、過去に成功した経験を押し付けるとうまく機能しません。過去の成功体験を、入社した企業向けにアレンジして適用していく応用力としたたかさは必要です。

技術系

技術部門では、業界未経験の管理職採用はほとんどなく、少なくても類似の業界経験は必須といってよいと思います。

技術系と一言で言っても、建築建設、IT、機械、電気、化学など様々で、職種も研究開発、生産技術、生産管理、品質保証と多岐に渡り、別の技術分野に行ってしまうと素人同然となります。

そこでポイントは、いかに即戦力に近い形で働ける会社を見つけるか、になると思います。

募集背景、事業、設備、規模などから自分の専門を活かすことができる企業を見つけてください。
会社と職種によっては、どの程度近似性を求めるかが異なりますので、情報を収集して推測しつつアプローチすることになります。
当社にご相談いただければ、そのあたりもご説明しながら進めることができると思います。

管理部門

徳島の企業は総務部の中に人事、労務、経理、総務、庶務が詰め込まれていることが多く、経営企画などを含む場合もあります。
従って、管理職となると人事だけをやりたい、経理だけをやりたいということは通常難しくなります。(一般社員であればメインは経理と労務といった具合で役割分担があります)

総務職では、企業の管理業務全般に明るいことが重視されます。
300人以上の企業になると状況が変わりますが、それでも一つの業務のみという形だと非常に高い専門性と資格(例えば士業等)が必要になると思います。

まとめ

年齢制限で転職できずに困っている方もいるかと思いますが、年齢にふさわしい経験をお持ちの方であれば転職の可能性があります。
(尚、ハローワークでは幹部級の募集を出すことは少ないので、エージェントが最も有効な転職窓口になると思います。)

ご登録時に希望に沿った求人がない場合は、1~2年かけて探すことになるかもしれませんが、できる限りお力になりたいと思います。

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